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運動会のかけっこが心配。スタートの時、利き足と手は一緒に出すの、交互なの?

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運動会の見どころの一つはかけっこ競争ですね。でもかけっこに苦手意識があるお子さんも多いと聞きます。

かけっこで一番緊張する瞬間はスタートです。自分の順番が回ってくるまでのソワソワ感、スタートする直前の緊張感。

スタートを征する者はかけっこを征すると言っても過言ではないです。

今回の記事では、スタートに関する足と手の関係や、スタートのコツを紹介しようと思います。

これさえわかれば、不安の半分以上は解消されること間違いなしです。

一番早くスタートできる姿勢

かけっこで一番大切なのが、スタートです。これはテニスや卓球やバレーボールなどの競技のサーブにあたるところです。

サーブが上手な人は、試合のイニシアティブを握ります。これはかけっこでも同じで、やっぱり最初が肝心です。

スタートが誰よりも上手にできるようになると、かけっこのつかみはオッケーです。

誰にも負けないスピードがある場合は、多少スタートがまずくてもよいですが、似たり寄ったりの実力なら、スタートが上手な人がかけっこでは断然優位に立ちます。

それで初心者が一番間違えるのが、スタートの仕方や姿勢です。

バネをぎゅっと縮めて、バンッとスタートできると最高のスタートだとイメージする人がいます。これは大きな間違いです。

最高のスタートは逆で、倒れるか倒れないかのギリギリのユルユル状態から、バンッではなくユラッという感覚です。

どういうことかと言うと、できるだけ体重はギリギリまで前足にかけて、肩は前足よりもさらに前に出すくらい前倒しの姿勢で、支えきれずに思わず後ろ足が前に出てしまった、というのが最高のスタートです。

負けたくない不安をコントロールする

まずはスタートに対するイメージを変えるところから始まりますが、その次にやっかいなのが、負けたくないとか、負けたらどうしようとかいう気持ちのコントロールです。

最高のスタートはユラッという感覚なので、リラックスしている体の状態をどうつくるのかです。陸上競技の100m競争を見ていると、スタート前にジャンプしたり、腕をブラブラさせたりする姿をよく見かけるかと思います。

あれは、リラックスした状態を作るための、ルーティンみたいなものです。野球のイチロー選手がバッターボックスに入るまでに、いつも同じ動作をしていることは有名な話ですが、あれもリラックスした体の状態をつくるためのルーティンです。

本番は誰でも緊張した状態になるのが普通ですから、最高のスタートを切るためには、練習時からスタート前のルーティンも含めて練習をすることがよいでしょうね。

例えば、ひざの屈伸から始めて、腰を回し、肩を回し、首を回し、最後に手首をブラブラし、といった下から上に移動するルーティンを練習時からやってみることをお勧めします。

 

利き足は後ろに手は交互に

スタートをするときに良くある疑問が利き足が前なのか後ろなのか、といったことや、手は右を前に出すのか左を前に出すのか、という疑問です。

手に利き手があるように、足にも利き足があります。休め!の姿勢をするときにどちらの足に体重をかけていますか?体重をかけている足が軸足で、そうでない足が利き足です。

スタートの時は軸足を前に出して、利き足を下げます。手はバランスを取るためと、最初の一歩を出しやすくするために、軸足と反対の側の手を前に出します。

ヨーイ、の掛け声で前傾姿勢になり、ドンで軸足の反対の足がすり足のようにサッと前に出てくる感じが最高のスタートです。最初の10mは一歩の幅も小刻みにしてトップスピードに1秒でも早く乗っていけるようにしていきます。

最初の10mは忍者走りの感覚で、ひざを上げたり腕を大きくふったりしません。ササッと腕を早く振り、すり足で走ります。

まずはスタートの練習を徹底的に

上でも書いたように、リラックスするためのルーティンとスタートのセットで繰り返し練習します。スタートは軸足にどんどん重心を移動させ、思わず後ろの足が前に出てしまう、という感覚を覚えます。体重を移動させて、ササッと忍者走りする練習を何度もします。

スタートがよくできないうちは、まずスタートダッシュができるようになるところからです。この段階を越えれば、次は手の振り方です。

手の振りは基本は縦です。こどもの走りでよく手を横に振る走り方を目にします。いわゆる女の子走りです。手を横に振ると前に進む推進力が横に逃げます。前に進む推進力を得るためには、腕は縦です。

腕の振り方にもコツがあり、太鼓をたたくときの感覚で腕をムチのように振り下ろす感覚です。

ここまで読んでもらうと気付いたかと思いますが、早く走るための体の使い方は、あなたが何も知らなかった時に持っていた速く走るイメージと全然違っているかと思います。

なので、この記事を読んで、ちょっと練習するだけで走りが随分変わると思います。

練習前と後での違いを感じるためには、タイムを測ったり、スマホで動画を撮ることをお勧めします。走っているお子さん本人が違いを感じることは、とっても大事ですよ。

まとめ

今回この記事では運動会のかけっこでスタートが上手になるコツを紹介しました。

1.一番はやくスタートできる姿勢
2.負けたくない不安をコントロールする
3.利き足は後ろに手は交互に
4.まずはスタートの練習を徹底的に

親心として、たくさんのことを身に着けて欲しいと欲が出てきますが、何か一つでも覚えたら、それがきっかけで他のことも覚える余裕が出てくるものです。あせらずに、まずはスタートを自信をもってできるようにしていきましょう。

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