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子どもに勉強はさせたい。でも時間がない家庭の子どもとの関わり方

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最近は共働きが普通になってきており、以前のように学校から子どもが帰ってきたらお母さんが待っていて、おやつを出したり、勉強の面倒を見てあげる、ということもなかなか叶わない時代になってきたのかと思います。

そんな仕事で忙しいあなたに、子どもがしっかりと勉強をするようになる子どもとの関わり方に関して書いてみたいと思います。

これを読めば、お子さんとの信頼関係はより深くなりますよ。

子どもの勉強のさせ方

小学校にあがったばかりの頃は、お母さんが子どもの勉強の面倒をみて、関わる時間が一番多い時期かと思います。

これはベネッセの調査を見てみてもそのことが良くわかります。

【図1 子どもの勉強時間・母親が子どもの勉強をみる時間(平均 学年別)】

図1 子どもの勉強時間・母親が子どもの勉強をみる時間(平均 学年別)

 

注)子どもの勉強時間の平均は学習塾や予備校などでの勉強を含む時間であり、「ほとんどしない」を0分、「およそ30分」を30分、「3時間30分」を210分、「それ以上」を240分のように置き換えて、無回答・不明を除いて算出した。母親が子どもの勉強をみる時間の平均は「3時間」を180分、「それ以上」を210分のように置き換えて、無回答・不明を除いて算出した。

参照)http://benesse.jp/kyouiku/201203/20120322-1.html

【図2 学習面での母親の関わり】

図2 学習面での母親の関わり

 

注)「よくある」+「時々ある」の計

参照)http://benesse.jp/kyouiku/201203/20120322-1.html

この資料からは夏休みの課題に母親がほとんど関わっていることがわかります。

学年が上がるにつれて、関わる時間がすくなくなりますが、ただ勉強しなさいと声を掛ける頻度はあまり減らないようです。

理想の状態を想像すると、関わる時間も減り、声を掛ける頻度も減るという状態です。

こういう理想の状態になるためにはどんなことを心掛けていけば良いのかということですが、一言でいえば習慣づけということになります。

三つ子の魂百までということわざがあるように、一度身に着けた習慣はその後の人生に大きな影響を与えます。

僕は個人的には、それほどキレイ好きというわけではないです。でも、子どもたちは外から帰るとお母さんが必ず手洗い、足洗いをさせてきたので、足も洗う習慣が子どもたちにはあります。

僕は手を洗うことはさすがにやりますが、足まではやらないですね。

スケジュールや関わり方の工夫

勉強の習慣を身に着けさせるためにやってきたことは、

⑴ 約束を守らせること
⑵ やることリストをはっきりさせること
⑶ 明日の準備を食事前には終わらせること
⑷ できたことは褒め、できなかったことに関して話をする

遊ぶ時間を守らせることは大事です。どこで、何時までに帰る、ということは必ず報告させます。

贅沢を言えば、遊びに行く前に宿題は終わらせることがベターです。これはそれぞれの家庭の事情によるのかと思います。

勉強時間の目安は 学年×10分 が基本と言われています。小学校1年生なら、まず10分で宿題をやることから勉強の習慣が始まります。あくまで、目安ですので、学年が上でも習慣がなければ、長い時間机に向かうことは難しいと思います。

ただ、毎日、30分やれば勉強は終わるという目安があれば、遊びの約束も家で勉強することを前提に時間を決めて約束もできるでしょうし、ルーティンになっていることは何かと生活のリズムを作りさらなる習慣化を加速させてくれます。

この辺は、親の価値観が反映されます。僕は子どもは親のために勉強をするものだと思っています。

最初から勉強の重要性がわかっている子どもなんかいるはずがないし、勉強することで褒められたり、人によっては昆虫や、数字や、本などにとても関心をもって、自主的に学ぶようになるお子さんもいるかと思います。

でも、それはとてもラッキーなタイプか、親が作っている環境の影響が大きかったりします。

僕は子どもが幼い時は、親が勉強は大事だと思っているから、子どもにやらせていると考えているので、子どもに対して勉強は自分のためにやるものだから、ちゃんとやれとは考えたことはないですね。

むしろ、親が大事だと思っている気持ちがどれだけ共有できるのか、という葛藤のほうが大きいですね。

限られた時間で優先すること

この記事を読んでくださっている方は、おそらくご自身のお子さんにとても関心がある親だと思います。

そんなの当たり前でしょ、とおしかりを受けそうですが、そうでないケースを見てきた立場としてはそう思うのです。

そんなご自分のお子さんに関心の強い親御さんであればある程、過干渉な嫌いがあるかと思います。

愛情の裏返しとはその通りで、その感情のコントロールが大事です。

特に、共働きで十分に子どもと関わる時間がなければ、短い時間で結果を望んでしまい、ついつい強い言葉で言ってしまったりするものです。

そこで、短い時間でのコミュニケーションで大事にしたいのが、まず相手の話を聞く、という心掛けです。子どもの心理として、愛情関係が普通にあれば、一日の出来事を親に話したいという気持ちがあるのが普通です。

コミュニケーションが一方的になってしまっている場合は、どうせ聞いてくれない、という気持ちが出て来て、言葉数も少なくなる可能性はあります。

ですから、いろいろと確認したいことがあるかとは思いますが、まずはお子さんの話を聞いてみることが大事です。そのことでかえって短い時間のコミュニケーションが充実します。

いつもできていることを忘れてしまっている場合など、何か話ができていないことがあるのかな、など、お子さんの話と様子を総合的に見ることでいろいろと見えてくることもあるかと思います。

そういったことを通じて、親は見てくれているという安心感が子どもにも植えつけられていくでしょうし、お子さんの心の安定感は勉強が身についていく子どもになる土台となるでしょう。

参考になった本

僕はほとんど地域活動などは参加していない感じでしたが、少しぐらいは子どもがお世話になっている学校へ奉仕することも大事だなと考えていた時期がありました。

そんなことを考えていた時に知人からお誘いがあり、絵本の読み聞かせボランティアをしばらくやっていたことがありました。元々、本が好きなこともあって、その延長で絵本も好きになっていった経緯がありました。

それはともかく、子育てということを考えた時に、私はこの絵本をあなたに紹介したいです。

それは、『ありがとう、フォルカー先生』という絵本です。

僕は、この本を読み聞かせで読んだのですが、最後の場面で思わず感動して、感動の涙をこらえて沈黙してしまいました。

それほど感動的な内容で、読み終わったとき、子どもたちの中には思わず拍手をしてくれた人が何人かいました。

視覚に障害をもった主人公のトリシャが、フォルカー先生の導きにより夢を叶えていく実話を基にしたストーリーです。

私もこのフォルカー先生のようになれたらどれほど、子どもたちも成長するのだろうか、と思わされた絵本でした。

自分の子どもではあるけど、子育てが難しいと感じている方もいるのかと思います。そんなことを感じているなら、ぜひ一読をお勧めします。

本屋、古本屋に行けば、育児関係の書物はたくさんあります。育児書は他の分野の本と比較して、読者により向き合って編集、出筆された本が多く、ロングセラーが多いのが特徴的です。

気になったタイトルの本を手に取り、パラパラめくってみると、きっとあなたにピッタリの育児書が一冊はあるはずです。意志のあるところに道はできる!ですよ。

まとめ

今回の記事では、主に時間があまりない方に勉強を中心として子どもとどのように関わるのか、について書きました。

1.子どもの勉強のさせ方
2.スケジュールや関わり方の工夫
3.限られた時間で優先すること
4.参考になった本

以上の内容を紹介しました。子どもの個性は同じ家族であっても十人十色ですから、他の家庭と違っても焦る必要はないです。

子どもとの信頼関係があり、生活のリズムができていれば、お子さんの気持ちが上向きになったところを捉えて、何かに打ち込む(ゲームばかりだと困りますが、、、)生活ができるようにしていければ良いでしょう。

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