最近は、共働き家庭では朝の保育所の送りや夕方の迎えなどで、お父さんがその役割をすることも普通になってきました。
でもママたちと違って、パパたちは無言でお役目を果たすことがほとんどで、パパどおしで話し込んだりすることはあまりないと聞きます。
イクメンという言葉が普通になりつつあるこの御時世で、パパ友という言葉も普通になっていくのでしょうか。
僕は個人的にはパパ友って必要ないと思っていますし、実際に今もお付き合いしているパパ友はいません。
ここでは近所付き合いのパパ友ではなくて、もっと同じ価値観が分かち合えるパパ友のすすめを書いてみようと思います。
みんなパパ友がいたりするの
子育てをしていると学校での委員会やPTAの集まり、クラブチームに入っていたらそのクラブの集まりなど、子どもを介した親どおしの付き合いが多少なりともあるかと思います。
でも学校関係の集まりはたいていお母さんたちがいろんな役をやっていて、お父さんがいることの方が珍しいと思います。
そういった事情もあり、数年同じ地域で生活しているとママ友という関係は普通に作られます。じゃあ、パパ友ってどうなんでしょうか?
最近の結婚適齢期から考えて小学校の子どもがいる30代の後半から40代前半の時期は、普通にサラリーマンをしている男性は働き盛りの時期なので、仕事偏重の生活をしていて当然です。
地方の事情は分かりませんが、都会生活ならパパが子どもの委員会などに関わる例はレアケースだと思います。
僕の個人的な経験では、よその子どものパパに会う機会は、運動会や学芸会などの学校行事や公開授業がある時に参観に来ている場合です。
それ以外の機会でパパどおしが会う機会はなかなかないのではないでしょうか。
パパ友のメリットがわからない
個人的な体験として、パパ友とまではいかないですが、ちょっとしたパパどおしの関わりを持ったことがあるのが、子どもの友だちを介しての関わりです。
子どもたちが同じクラブに所属していて、試合を見に行った時など、息子の友人のパパも応援に来ていて、応援しがてら世間話をしたりしながら、試合が終わったあとに写真をもらったりとか、お盆の帰省でお土産を子どもを通じて渡したりとか、その程度だったりします。
子どもの用事以外で個人的に会うかというと、そういうことはなく、よっぽど趣味が同じでない限りこども抜きのお付き合いは生まれないかと思います。
パパ友がいてよかったなという経験をお持ちの方は、結構地域に根付く生活をしていたり、世話役などを積極的に買って出られるとてもありがたい人材なのではないでしょうか?
僕はない思い出をひねり出してみると、子どもとどこか登山でもいきたいなと思っていた時に、レンタカーを借りて登山に行く計画をしていました。そんな時にママ友を通じて一緒にトレッキングに行きましょうというお誘いを受けて、車に乗せてもらい家族どおしの付き合いをさせてもらったことがあります。
こういう風に自分のもっていないリソースを相手の家族が持っていて、そこに便乗した時はメリットを感じれたりします。よくあることとして相手の家族がキャンプ好きで、バーベキューに招待されたりとか、そういうこともありますね。
それ以外に、パパ友がいて良かったと思うような経験はありません。
僕はパパ友はいらないけど、よその家庭から自分の家庭が見える
パパ友だけの関係はあまり必要ないなって思ってしまう僕ですが、他の家族と交わって、その家族の子どもたちと接した時に、学ぶことがいろいろあります。
子どもたちの言動を通じて、自分の家の子育てが客観的に見えてくる瞬間です。
よその家族の子どもと遊んであげた時に、スキンシップをしたりすると、その子がもっとやってと言って、なついてくることがありました。その家庭は夫婦共働きで忙しくて普段スキンシップをする余裕もないことが話しながらわかりました。
自分の家庭はそれに比べると、奥さんが子ども好きで、時間がなくてもスキンシップとかしながら愛情深く育てていることに気付いたのです。
逆のこともあったりして、ある家庭の兄弟関係がとても良い姿を見ながら、普段の夫婦の姿が子どもたちの姿の反映だなと反省させられたり、その時々の気付きを与えられました。
そう思うとパパ友という関係よりは、家族でお付き合いできる家庭があるのかどうか、ということがとっても大切なように思えます。
パパ友というより、家族友みたいな親戚とまではいかないけど、近しい家族の付き合いというものが自分の家族関係を豊かにしていくのだと思います。
パパにとっての友だちとは
誰しもメリットベースでお付き合いするわけじゃないけど、付き合いってその深さが人生の豊かさだったりするので、付き合いは選ぶべきっていうのが僕の持論です。
自分でビジネスをなさっている方なら、付き合いって、自分のビジネスを決めるものだからすごく実感があるかと思います。ギブ&テイクの関係じゃないと長続きはしないでしょう。
そういう観点で見てみると、価値観とか人生観とかすごく大事だったりします。夫婦の関係も性格は違って当たり前だけど、価値観が違いすぎると破局に向かう原因になります。
最近は仕事とプライベートを分けたライフスタイルを送りたい派の考え方が主流だと思うし、職場以外のところで、どんなコミュニティに属しているのかは、すごく人生に影響があるでしょう。
僕の考えでは、同じ価値観を共有できるコミュニティを探して、そこでのプライベートな関わり、可能なら家族ぐるみでの関わりがあればベストだと考えます。
これはとっても個人的な見解ですけど、僕の経験ではNPO活動とか可能性があると思っています。
非営利の活動って気の合う人には気軽に紹介できるし、そういうことに関心を持ってもらえる人は良識派の結構いい人だったりします。
最近はプロボノといって、自分が普段仕事をしている専門性を活かしてNPO団体にその専門性を供与するという考え方もあって、奥さんがボランティアの現場の活動のお手伝いをしながら、旦那さんがITや経理などの専門性を供与するというパターンがあったりします。
NPO活動は小学生からお手伝いをすることもできるので、家族で奉仕活動をするとか、とっても有意義な休日の過ごし方ができたり、そういったところでお手伝いをしているもう既に子育てを終えられた年配の方々から、いろいろ子育てのアドバイスをもらえたりします。
僕がお勧めしたいことは、こういった同じ方向性の価値観が共有できるコミュニティに属して家族としてのプライベートライフを充実させていくことです。
ライフプランは然り、やもすれば、ご自分のビジネスにプラスになる関係もそういった場所で築ける可能性もあったりします。異業種交流会などは、最初からビジネスありきで集まっているので、いろんな価値観の人がいたりしますが、ビジネスじゃない特定のコミュニティでは、同じ方向の価値観を持っている人たちが集まっていたりするので、そこで出会ったビジネスの関係は長続きする関係に発展したりします。
まとめ
今回はパパ友不要論やコミュニティベースの関係について、僕なりの経験や見解を書かせてもらいました。
1.みんなパパ友がいたりするの
2.パパ友のメリットがわからない
3.僕はパパ友はいらないけど、よその家庭から自分の家庭が見える
4.パパにとっての友だちとは
最後の結論はコミュニティ論みたいになりましたが、これまでの日本社会は終身雇用前提の企業家族文化だったと思います。でも今はそうじゃない社会になってきたからこそ、新しいコミュニティ論が出て来るべき時代だし、個人的には非営利活動のコミュニティというものに可能性を感じています。
この辺のことも、また詳しくブログで書きたいと思います。